1か月以降の猫ちゃん育て方のポイント
猫ちゃんを育てようと考えている方、生後1か月くらいの猫ちゃんを飼う事になったという方はおられませんか。前回、1か月までの猫ちゃんの育て方についてご紹介させていただきましたが、今回は1か月以降の猫ちゃんの育て方のポイントについてまとめてみましたので是非参考にしていただけたらと思います。基本的に猫ちゃんに対して気を付ける事は、生後1か月までの育て方のポイントと一緒ですが、食事や排泄などについては変更点がありますので前回の記事を覚えてらっしゃる方はそちらのみを見て頂掛けたらと思います♪
Contents
体温調整について
体温調整って大事なの?と疑問を持たれる方は多いかもしれませんがかなり重要なポイントです。本来であれば、母猫が子猫ちゃんの体温を下げないよう体で温めてあげるのですが、母猫がいない場合には、それが出来ませんので、母猫の代わりにその役目を飼い主さんが行わなければなりません。生後1か月の子猫ちゃんの場合、体毛もまだ生え切っていない事や臓器が未熟で体温調整が出来ない事で最悪の場合、死に至るケースもあります。特に雨などで濡れたりしてしまうと更に体温低下を招き重大な危機となるパターンもあるそうです。
体温調整のポイント
猫ちゃんの体温を一般的に38℃程度に維持することが大切と言われています。そのため猫ちゃんの体温を下げず維持するために、猫ちゃんが過ごすゲージなどの環境を湯たんぽや毛布、温かいお湯が入ったポットボトルなどで温めるよう意識しましょう。ただし、40℃を超えてしまうと低温火傷を引き起こしてしまう可能性も出てくるため注意しましょう。
食事について
生後3~4週間を経過すると乳歯が徐々に生えてくるようになります。乳歯が生えてきたのが確認出来たら、離乳食にチャレンジをしてみましょう。まずは、ドライフードをお湯でふやかせてから上手く食べる事が出来るか観察しましょう。もし、ふやかせたドライフードを上手く食べれていないようであれば、ペーストタイプのものであれば上手く食べるか観察するか、子猫ちゃん用のミルクをあげて様子を見るようにしていきましょう。3か月を過ぎても上手くドライフードが食べれないなどあれば、問題がある可能性がありますので、病院に連れて行って原因を確認するのが良いかもしれません。また、生後1か月を経過する頃には自分で水を飲むことが出来るようになりますので猫ちゃんが飲みやすいお皿に入れて準備をしてあげましょう。
参考記事
猫ちゃんが掛かりやすい病気
こちらに掛かりやすい病気や、体調が良くない時の症状についてまとめていますので参考にしてくださいね。
食事(ミルクの場合)の時に気を付けたいポイント
ミルクの温度についても40℃を意識し、これよりも熱すぎず、冷たすぎないようにしましょう。ミルクを飲む際にミルクが勢いよく出過ぎていないか確認するようにしてください。これは、ミルクを勢いよく飲み過ぎる事で、気管に入って(誤嚥)肺炎を引き起こす可能性がありますので注意しましょう。ミルクを飲み終わったら、猫ちゃんを立たせて背中を優しく撫でるように叩いて、排気(げっぷ)させ猫ちゃんのお腹に空気が溜まり過ぎないようにしていきましょう。
トイレについて
生後1か月を経過する頃には、飼い主さんがおしりを刺激しなくても排泄が出来るようになってきます。なので、ご飯を上げる前や、ご飯をあげた後、もぞもぞしているような仕草があるなどがあれば猫砂のトイレに連れて行ってあげましょう♪基本的に、トイレトレーニングという事を意識しなくても猫ちゃんは自然にトイレを覚える事が出来るので安心ですね♪
トイレのポイント
トイレがうまく出来ない場合には、おしっこの臭いがついたティッシュなどを猫ちゃん用のトイレに置いてあげましょう。そうすると猫ちゃんがトイレの場所を認識してトイレが成功しやすくなると思います♪
薄いおしっこではなく、濃い黄色いオシッコをしていたら、水分が足りなくて脱水症状を起こしている可能性があります。そのような時には、多めのお湯で粉ミルクを溶かして猫ちゃんに上げるなど工夫をしてみましょう。また、排泄物の色で上記の色以外、下痢が続くなどの症状があれば、病気の可能性もあるため、病院に連れて行ってあげましょう。
清潔面について
ペットショップでの購入であれば、清潔面に問題はない可能性は高いですが、野良猫ちゃんの場合、ノミやダニ、シラミが猫ちゃんと生存しているといった清潔面に問題がある可能性もあるため、シャンプーをして清潔にしてあげる事が大切です。また毛が剥げているといった場合には病院に連れていき治療してあげましょう。
成長しているか評価するために
猫ちゃんが問題なく成長しているか確認するために、毎日体重を測定することをお勧めします。もちろん、1日の増減が多く成長しているのか評価しにくいことはあると思いますが、1週間に10~15g成長していれば問題なく成長しています。ちなみに1か月の猫ちゃんの平均体重は450g~500gと言われていますのでそれくらいの体重があれば問題ないと思われます。もし、成長速度が遅くて心配などあれば病院に連れていき先生にそうだんしてみるのが良いかもしれません。